成田広樹Dを中心に取材した兵庫県知事選をめぐる一連のキャンペーン報道が「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」を受賞し、贈呈式が早稲田大学で行われました。これは10月の「調査報道大賞」に続いての快挙になります。
受賞理由は、「一連の問題」の連鎖とその真相を粘り強く取材し、報道し続けたこと。そして複数の当事者への直接取材を積極的におこない、リアルタイムで事実と問題の所在を視聴者にわかりやすく伝え続けたことが評価されました。さらには選挙・政治報道におけるメディアとジャーナリズムのあり方と責任を自省しつつ果敢に取材・報道を続けたスタッフの行動力と姿勢も賞賛されての受賞となりました。「ジャーナリストの矜持と志と共に現代日本の政治と社会に切り込んだ、公共奉仕部門の大賞にふさわしい作品である」と報道番組として最高の賛辞をいただきました。

【受賞コメント:成田広樹ディレクター】
この度はこのような、栄えある賞をいただき嬉しく思っております。
報道特集の取材班はこの取材が始まって1年半、孤独や不安、恐怖、さまざまな感情と向き合う日々でした。
「私たちがしていることは間違っているのではないか」自分を疑ったこともありました。
このような賞をいただけたことは、私たちにとっては非常に大きな価値を持つもので、正しいことをしてきたと証明するものだと思っています。
今回、何故この栄誉を受け取ることになったのか、その意味というのをしっかりと考えて、今後も、取材活動に邁進していきたいと思っています。

