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2024/12/19
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映画『平場の月』映画化決定!

主演の堺雅人さんと井川遥さん
主演の堺雅人さんと井川遥さん

本作は、2018年に刊行され、発行部数18万部を突破した朝倉かすみによる「平場の月」(光文社)。
男女の心の機微を繊細に描き、各紙書評にて絶賛され、第32回山本周五郎賞を受賞し、第161回直木賞にノミネートされました。35年振りに再会した中学時代の同級生同士。お互い独り身となり、様々な人生経験を積んだ二人が意気投合し、中学生以来、離れていた35年のときを埋め心を通わせていくストーリーは、「こんな“大人の恋愛小説”は読んだことがない!」と多くの話題を呼び、発売当初から映像権をめぐり、30社以上からのオファーを受け、満を持して映画化となります。

平場の月 原作

この度、キャスト・スタッフが解禁となりました!
主人公・青砥健将を演じるのは、堺雅人。「半沢直樹」(2013年、20年)、「真田丸」(2016年)、「VIVANT」(2023年)と、その年を代表する連続ドラマで主演として活躍し、その圧倒的な演技力で役を演じ切る堺は、映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017年、山崎貴監督)以来8年ぶりの映画主演となります。妻と別れ、地元に戻り印刷会社に再就職し、慎ましく、平穏に生活する、そんなどこにでもいるような主人公・青砥。堺は、近年の強烈なキャラクターから一転、等身大の実年男性を演じます。
その青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子。夫と死別し、今はパートで生計を立てているが、中学の時に感じた大人びた線の太さを残しつつも、どこか儚く、切なさを感じる女性を井川遥が演じます。
お互いに独り身となり、様々な人生経験を積んだ二人は意気投合し、中学生以来、離れていた35年のときを埋めていくー。
ある日、アパートの部屋から月を眺めていた須藤はその時何を考えていたか、青砥に問われ
「夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね。ちょっと」
50歳にして初めて、自然に惹かれ合うようになった二人。やがて未来のことも話すようになるのだが・・・。

監督を務めるのは、『花束みたいな恋をした』(2021年)で興行収入38億円の大ヒットを記録した土井裕泰。脚本は『ある男』(2022年)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞、ヨコハマ映画祭脚本賞を受賞した向井康介。原作では断片的な回想として描かれていた中学時代の初恋の記憶を、映画ではさらに掘り下げながら、35年越しのラブストーリーを繊細に綴ります。
『花束みたいな恋をした』で等身大の若者の出会い、恋愛から別れまでを丁寧に表現した土井監督が、今作では15歳の瑞々しい初恋と大人のリアルな恋愛を描き出します。
今回、堺と初タッグとなる土井監督は、「堺さんは、原作や台本もボロボロになるまで読み込んで、情報をすべて取り込んでいるが、最後は削ぎ落して、そのまま立っている感じがします。現場で堺さんのお芝居を見て、青砥ってこういう人なんだと教えられるような、青砥をわかっていくことが多いです。青砥という人が堺さんの中にあると思いますが、こちらの要求にも柔軟に対応してくれ、堺さんと役を作っていくのが本当に楽しいです。」と語り、また「井川さんとは、以前ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲」でご一緒した際に、この須藤のような“太いところがある人”と感じていました。須藤は一筋縄ではいかない難しい役です。須藤のシーンを撮影する度に井川さんとお互いに持ち寄って、見つけながらやっているような感じです。」と撮影現場での堺、井川の佇まい、姿勢を語りました。

原作発表時には、朝霞市、新座市、志木市など埼玉県内の実在の地名や店舗が多数登場し、話題となりましたが、今回映画でも、同市内を中心にロケーションを敢行。リアルな恋物語を色彩豊かに彩ります。
2025年秋、堺雅人、井川遥の二人が紡ぐリアルで切ないラブストーリーが誕生いたします。

映画『平場の月』
公開日:2025年秋公開
出演:堺雅人 井川遥
監督:土井裕泰
脚本:向井康介
クレジット:©2025 映画「平場の月」製作委員会

【SPARKLE STAFF】
プロデューサー:那須田淳(TBS) 水木雄太

アソシエイトプロデューサー:大坪彩音
監督助手:高橋周平 山本典

制作デスク:宇都夏未
商品化:中山智絵
製作渉外:島岡隆博
製作委員会担当:加藤章一 赤阪彩音