4月28日、「第62回ギャラクシー賞」入賞作品・奨励賞作品が発表されました。
テレビ部門において、BS-TBS「報道1930」はじめ、TBSスパークルが関わっている3作品が「奨励賞」を受賞しました。
◆テレビ部門「奨励賞」
報道1930「“命の値段”に格差 なぜ国民はいまだ受忍を強いられるのか」(BS-TBS)

【SPARKLE STAFF】
チーフディレクター:石川瑞紀
撮影:有田 毅
《石川チーフディレクター コメント》
「受忍論」と戦後80年の企画を、何としても実現せねばと思ったのは、ノーベル平和賞のスピーチに驚いたことでした。日本被団協の田中煕巳さん(93)が、まず口にしたのは「核の廃絶」ではなく、「日本政府の『戦争の被害は国民が受忍しなければならない』との主張にあらがってきた」と「受忍論」への批判でした。国はこれまで軍人軍属とその家族に総額60兆円もの補償を続けてきましたが、民間人への補償はゼロ。描きたかったのは、いまなお「終わらない戦争」を生きる民間被害者たちと、原発事故や震災、性被害問題でも、市井の人には「耐え忍べ」という、この国にはびこる「受忍論」への問いかけです。
●石川CDは3年連続で受賞。(2022年度「旧統一教会報道」優秀賞、2023年度「イスラエル・パレスチナ取材」奨励賞)
《有田カメラマン コメント》
『戦後80年の東京』に立って訴えを続けている空襲被害者。様々な『今』を切り取ることで『時の移ろい』を伝えようとカメラを向けました。『戦争は終わったが、まだ道端に転がされている』という被害者の言葉を映像で表現しました。光と影を丁寧に扱いました。これからも、人と人の向き合いを大切にして“カメラマンの息づかい”が伝わる映像に拘っていきたいです。
◆テレビ部門「奨励賞」
金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBSテレビ TBSスパークル)

【SPARKLE STAFF】
プロデュース:佐藤敦司
演出:坪井敏雄、青山貴洋、泉 正英
プロデュース補:野渡蒼美
演出補:古林淳太郎、相羽めぐみ、國府美和、松井郁貴、西原嘉隆、鈴木しなの、酒向怜奈
高橋周平、那須田澪、大西千夏、岡村有理、今村 聖、佐々木麻衣
◆テレビ部門「奨励賞」
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBSテレビ TBSスパークル)

【SPARKLE STAFF】
プロデュース:新井順子、松本明子
演出:塚原あゆ子、福田亮介
スケジュール:髙野英治
スケジュール補:福田梨紗
プロデュース補佐:加藤彩子、原 真咲、藪内健広、竹野穂乃加
演出補:狩野真澄、芝 裕香、鈴木太久弥、杉山真奈、三日市亮、上村優果
栗生伊吹、小林弘幸、吉本美春、徳井大祐、森田大輝
■第62回ギャラクシー賞 受賞作品はこちら
https://www.houkon.jp/galaxy-award/
■ギャラクシー賞とは
放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために1963年に創設。テレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門制をとり、毎年4月1日から翌年3月31日を審査対象期間と定め、年間の賞を選出している。